教育パパ・ママが見落としがちなこと

f:id:syojin_note:20201229165239j:plainこんにちは。
2021年の朝の習慣はトイレ掃除と瞑想に決めたしょーじんです。

 

 

さて、今日は「教育パパ・ママが見落としがちなこと」というテーマでお話をします。

 

 

 

▼子どもの力を伸ばしたい!ならば…。

近年、「モンテッソーリ教育」「ハーバード式教育」「アクティブラーニング」「STEAM教育」など、様々な教育方法が出てきています。
 

また、「子どもの自己肯定感を高める」「非認知能力を高める」など、変化の激しい時代に対応できる子を育てるために、伸ばすべき根幹的な力も色々な角度から語られるようになってきました。

 

そんな中、子どもを思い、将来困らないようにできる限りのことを尽くそうと頑張っている教育パパ・ママを見ると、本当に頭が下がります。

 

僕自身も、子どもにはできるだけ良い教育を受けさせてあげたいと思っていて、本を読んだりネットで資料を検索したりしながらアレコレ試しているところです。

 

 

 

 

ただ、僕自身への「戒め」も込めて、教育パパ・ママには次の3点に注意して子どもと向き合って欲しいです。

 


①「子どもが欲している力」は何か
②大事なのは「手段」ではなく「目的」
③親こそ「自己基盤」を整える
 

 

①については、「親が伸ばしたい力」と「子どもが必要としている力」は必ずしも一致していないということを頭の片隅に置いておいて欲しいです。

 

例えば、先に述べた「STEAM教育」は、IT社会とグルーバル社会に適応するような国際的にも競争力の高い人材を育てるための教育システムですが、例えば「STEAM教育」とまで行かなくとも、「これからはプログラミングだ!」と親が言ってプログラミング教室へ通わせたとして、子ども自身がそれを欲していなければ、ただ単にパソコンとアルファベットの文字列が嫌いになって帰ってくるだけです。

 

その子は実は「水彩画」に凝っていて、「色の合わせ方」「筆づかいの力加減」「全体の構図」など、徹底的に自分の描きたいものの表現方法について試したいと思っているかもしれません。
 

そんな子どもにとって、親から押し付けられた習い事によって「必要としている力」を伸ばす時間が奪われるとしたら、その子にとってこれほどマイナスなことはありません。

 

反対に「自分の描いた絵を広く世界中の人に知って欲しい!」と子どもが思ったタイミングで、「『ポートフォリオサイト』といって自分の作品をweb上で発信できる方法があるんだよ。でね、この『ポートフォリオサイト』を作るためにはプログラミングを学ぶ必要があってね・・・」といった流れでプログラミング学習を提案すると、ひょっとすると手をつけてくれるかもしれません。

 

 

 

 

 

上記の例は、次の②に大きく関わっていて、「はじめに『目的』を明確にしておかないと『手段』は身につかないよ」ということです。

 

つまり、「自分の描いた絵を広く世界中の人に知って欲しい!」という「目的」があったからこそ「プログラミング」という「手段」を学ぼうと思うのです。
 

この場合の「手段」は、「マーケティングを学ぶ」かもしれないし「人脈を広げる」かもしれません。
 

要するに、「目的」の達成のためにその子自身が取りたい「手段」を学ばせてあげることが大切だということです。

 

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、まさに自分の好きなこと(欲していること)だからこそ自然と身についていくのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

そして最後に③についてですが、コーチングの世界では、相手の能力を引き出すために最も重要なことの一つとして「コーチ自身の自己基盤が整っていること」が挙げられます。

 

相手を肯定的に受け止め、可能性を引き出し、自ら答えを導き出してもらうという効果的なコーチングを行うためには、まずコーチ自身の心身がベストな状態で、健全な自己肯定感が持てていることが重要だそうです。

 

こう聞くと当たり前のことのように感じますが、意外と親ってこれができてなかったりしますよね。

 

家事や育児に追われて毎日バタバタで心身共にギリギリの状態で戦っているママさん。

家庭と職場の間で様々な葛藤に悩まされながら日々もがいているパパさん。
 

自分の心に余裕がない状態で、もっと子どもに良い教育を…って、とっても難しいことだと思います。

 

お子さんのことを本当に心から大切に思っているパパ・ママだからこそ、まずご自身のことを大切にして欲しいです。

 

「週末はパートナーと交代で『自分時間』を作る」「土曜保育を活用して二人の時間を楽しむ」「たまにはお惣菜や冷食をフル活用して夕飯作りをサボってみる」など、日々の生活の中に意識的にゆとりを作ってみてください。

 

お子さんもきっと、笑顔でゆったりとしたパパ・ママの雰囲気が大好きなはずですよ!